こんなん徒然草生えるわ

研究であったり、日記であったり、趣味であったり

合コンはじめました

苦労話風マウントとなりうることを先に断っておきます、ごめんなさい。

経緯

同じ大学の後輩でもあるフォロワーが合コンの参加者を募っていたので、半ば冗談で参加を申し入れたところ、男友達を3人ほど誘って参加することになりました。

参加者の半分を用意したということで、つまりは副主催者のような立場であると自負したのはいいものの、ここで僕の耳に幻聴が聞こえてきました。

「今日はハズレだったなぁ」

「理系男子といっても限度がありますよ」

「これだからイコール年齢は」

あれ、急に胃が痛くなってきました。自分の中に責任という重い2文字が発生した瞬間です。

合コンに向けて

居酒屋での飲み会ってなぜ楽しいかというと、片付けをしなくていいからなんですね、ついでに言えば準備も面倒です。人についていって飲み食いしたあとにお金だけ払って帰りたいのが僕です。

そういうわけで、店選びや女の子側の日程調整をおまかせして、こっちは男性陣の都合のいい日程を3つほど聞き出すことにしました。こういう時に素早く回答してくれる友達には頭が下がるばかりです。

報連相も仕事として溜めたら絶対やらない気がするので決まり次第幹事の子に連絡を投げていきます。投げたらあとは彼女がいい感じに予定を詰めてくれます。いやぁすごい人だなぁ。

当日

とりあえず酒を入れます。ただでさえ責任があって色々と痛むというのに、緊張のせいで人の顔を見ずに胸元あたりで視線を泳がせるひでぇ悪癖を披露してはもう立ち直れません、ジョッキ一杯ほどで社交性を付与できるのであれば安いものでしょう。

さていい感じに酔いが回ってきた辺りで集合時間です、こちらのうち一人が遅刻連絡をよこしたことにヒリつくなどしていると、どこかで見た覚えのある人がこちらの様子を伺っているのに気が付きました。幹事のフォロワーさんですね。

手早く挨拶を済ませ、幹事の案内のもとホイホイと店内に吸い込まれゆく参加者たち。

店内のテーブルには仕切りがあり、今年の流行語大賞はソーシャルディスタンスだろなぁなどと納得しながら男女向かい合う感じで席につきました。

ここからはお決まりの流れでしょう。自己紹介、大学の話、バイトの話、酒の話。大学生という多様性の権化のような存在にとって、互いに了解を得られる話題はそう多くありません。異文化交流とはそういうものです。順調な雰囲気に僕もお酒が進みます。

しかし順風満帆だけが人生ではありません。二次会は近辺のバーが全滅していたためにカラオケです。途中のコンビニでワンカップ菊水を買ってきたのはどこの阿呆でしょうか。とりあえず菊水を隣の人に押し付けつつ場を見渡すと、スマホを触っている参加者がちらほら、ああ胃が痛い。

終電の関係でやむなく先に帰りましたが、彼らは果たして合コンにおける男性陣の役割を果たしてくれたのか、正直心配でした。

帰路

帰りの電車で、幹事の子からメッセージが届きました。おそるおそるメッセージアプリを開くと、おおよそこのようなことが書いてありました。

「今日みんな楽しかったって言ってました!
もしよろしければまたやりましょう~~~~~~🥺」

本当かなぁという不安を少なからず感じつつも、僕はその日初めてとなる安堵のため息をついたのでした。

総括

人を好きになるには時間がかかり、そのための過程のいくつかを省略するための場が合コンであると僕は考えていたのですが、実際やってみるとえらく面倒で胃にも優しくないことが分かりました。

次回はぜひ他の人が誘ってくれた合コンに乗っかって行きたいと思います。